AI活用事例
採用単価を約半分に。AIと人の「分業」で月40時間を削減したBuySell Technologiesの事例に学ぶ

採用単価を約半分に。AIと人の「分業」で月40時間を削減したBuySell Technologiesの事例に学ぶ

2026年9月1日、TechSuite株式会社は、リユース事業を展開する株式会社BuySell Technologiesの新卒採用スカウト業務を、生成AIを活用したサービス「AIスカウトくん」で支援した事例を公表しました。スカウト送付という定型業務を人とAIで分担したことで、月間の工数を大きく圧縮しながら採用単価をほぼ半減させています。「全部自動化」ではなく「役割分担の設計」に成果の鍵があった今回の事例から、自社の業務改善に応用できるヒントを探ります。

事例紹介:スカウト業務にAIを組み込んだBuySell Technologiesの挑戦

リユース事業を手がける株式会社BuySell Technologiesでは、新卒採用の効果を高めるうえでナビサイト経由の候補者へのスカウト送付が欠かせない施策でした。ただし、担当者は日々の業務に追われる中で「重要な業務でありながら、手動での運用には限界を感じている」という課題を抱えていました。人手だけでスカウト文面を考え、対象者を選び、送付する作業は、質を保とうとするほど時間がかかってしまう構造だったのです。

そこで導入されたのが、TechSuite株式会社が提供する「AIスカウトくん」です。このサービスの特徴は、AIによる完全自動化ではなく、AIと人が役割を分担するハイブリッド型である点にあります。AIが候補者へのスカウト送付作業そのものを自動で担う一方、担当者は効果的なスカウト文面の提案という、より付加価値の高い部分に力を割ける設計になっています。

導入の結果、月間およそ40時間の工数削減を実現しつつ、採用単価は導入前と比べて約半分にまで抑えられました。しかも自動化後も内定承諾が継続的に生まれており、手動運用時と同等の効果水準を保ったままコストと工数を圧縮できた点が、この事例の注目点です。

項目 内容
対象業務 新卒採用における候補者へのスカウト送付
導入サービス AIスカウトくん(TechSuite株式会社)/AIと人によるハイブリッド運用
工数削減 月間約40時間
採用単価 導入前比で約半分に低減

気づき・教訓:自社の業務改善に活かす4つの視点

今回の事例は、規模の大小を問わず「定型業務にAIをどう組み込むか」を考えるうえで参考になるポイントが詰まっています。

POINT

「全自動化」ではなく「役割分担」で考える

業務改善というと、つい「人の仕事をすべてAIに置き換える」発想になりがちですが、今回の事例が示すのは、反復作業をAIに任せ、判断や表現の工夫といった付加価値の高い部分は人が担う「分業」の設計です。

  • 1 「現場が限界を感じている業務」を起点に探す。今回も担当者自身の「手動運用には限界を感じている」という声が導入のきっかけでした。負担感の大きい定型業務ほど、AI活用の効果が出やすい傾向があります
  • 2 成果を「工数」と「単価」など複数の定量指標で追う。片方の数値だけでは見えない効果も、複数指標を組み合わせることで導入判断の材料になります
  • 3 コスト削減だけでなく「質の維持」も確認する。工数や単価が下がっても成果の質が落ちては本末転倒です。導入後も従来と同水準の効果が続いているかを追跡する視点が欠かせません
  • 4 自社単独での構築にこだわらない。今回はTechSuite社の外部サービスを活用する形で導入されており、自社にAI人材がいなくても外部の力を借りて業務改善を進められることを示しています

まとめ:次の一歩

今回のBuySell Technologiesの事例は、採用スカウトという特定の業務における成果ですが、応用範囲は決して狭くありません。自社の業務の中で「反復性が高くAIに任せやすい部分」と「人にしかできない付加価値の部分」を一度棚卸ししてみることが、次の一歩につながります。

まずは現場が「限界を感じている」業務を一つ洗い出し、外部サービスの活用も含めてAIとの役割分担を検討してみてはいかがでしょうか。

無料相談はオンライン30分から受け付けています →

出典

CONTACT

まずは無料で相談する

無料相談を予約する →